豊かな自然に囲まれた備後地方

瀬戸内海を有し、穏やかな気候と肥沃な大地― 備後地方はその特徴を大いに生かした文化を 次々に生み出してきました。 近年ではデニム産業や瀬戸内レモン、 しまなみ海道のサイクリングなどで注目されています。 備後の布地もそのひとつ。太陽が降り注ぎ、風通しが良く、 さらに潤沢な水が使える環境は布づくりに適していると言われており、 多くの生活用品を作り出してきました。

絣をはじめとした備後の布の歴史

綿密で膨大な工程を経て作られる日本の伝統布、絣。 備後にもその気候を活かした「備後絣」がペリー来航した1853年に誕生しました。 豊作を願う想いや吹き抜ける風をイメージなど、その模様にはすべて意味があると言われています。 移り変わる季節の美しさや、吹き抜ける風を表現した備後絣は薄手で柔らかく、 第二次世界大戦中には「備後絣もんぺ」として大量生産。 外国からはジャパニーズジーンズとも言われました。 戦後、備後地方でデニム産業が栄えたのは、この備後絣の文化・技術が基になっています。 備後絣の詳細は、備後絣の歴史をご覧ください。

今に受け継がれる備後の布

最盛期に300軒あったと言われる備後絣の織元は、時代や大量生産の波に押され、現代では2軒のみとなりました。しかし、今でも江戸時代から続く手法を守ることで、丈夫なのにふっくらとしなやかな布を作り出しています。丈夫な備後の布で作る生活用品は使うほどに、しっとりとしなやかに、使う人の手や肌にしっくりとなじんでいきます。 そして親から子へ、その孫へ引き継ぐことができるほどの強さも兼ね備えています。 また、おくるみから、子ども服、そして雑巾やふきんに。そして最後には灰になり、畑にまかれ地に戻るという自然に還るサイクルを経るようにつくられる備後の布。 今の効率を求め、あわただしい現代社会の中でも、その布に触れることで昔から受け継がれてきたものを大切にする、本当の心のゆとりを思い起こしてくれます。

備後の布地には大きく分けて、「備後絣」「備後縞」「備後の布」「備後の木綿(紬)」の4種類の布があります。 大正時代からのシャトル織機を使い備後地方の風土を生かして、職人さんの手によって作られたそれぞれの特徴をもった、個性豊かな布になっています。それぞれ代表的な布をご紹介します。この他にも様々な柄やカラーの布もございます。

   
               
  • 備後絣の紹介

    「備後絣」は、「柄決め」、「絵紙」、「括り」と約20以上の工程を経て織布になります。柄に合うように一本一本糸を変えながら職人さんの手によって丁寧に織られた布は、使い込むほどに丈夫でしなやかな肌触りが特徴です。

  • 備後縞の紹介

    「備後縞」は備後絣同様、布を織る前に糸を染め、柄に合うように一本一本糸を変えながらグラデーションを織ったりと、緻密な工程で出来上がります。現在ではなかなか織ることの難しい縞柄も多く、備後の布の中でもより希少性の高い布地です。

  • 備後無地の紹介

    柄も縞もない無地の布。「備後無地」も備後絣同様、職人さんの手によって織られ、シャトル織機の特徴をいかした独特の風合いが残る、布の表面がボコボコとした手触りを楽しむことができる布です。

  • 備後の木綿(紬)の紹介

    「備後の木綿」は、江戸時代(1622年)より神辺地域で製織され流通した「神辺縞(神辺木綿)」を現代に復刻させた布です。昔ながらの手織りの風合いが残る、ふくよかな柔らかさと表情豊かな織物に仕上がっています。詳細は、備後の木綿をご覧ください。

  • 菊と藤大正時代~戦前の手織り(桑田コレクション保有柄)。布の柄は当時の庶民の暮らし、風土そのものを絵柄にしています。
    昭和30年代備後絣井桁の布は昭和30年代全盛期の「もんぺ」として人気だった柄。江戸時代からある織り柄で田をイメージしたとされています。
    備後絣 矢絣 (伝統柄)細かな職人技術から生まれた備後絣らしい柄。その昔、武将にも愛された柄です。男女問わず人気のある柄で、希少性の高い柄です。
  • 鰹縞別名 出世縞(備後絣職人がおり染められた縞)。鰹の背に似たグラデーション。素材感はさらっとした手触りです。
    一本縞高度な職人技術の布。 1メートルの布に一本のみグラデーションの有る縞を織り込んであります。絶対数も限られています。
    備後絣縞20代〜40代の方に人気で、さっぱりとして飽きのこない縞柄。縞柄は大小あり、職人さんによっても多少変わる時もあります。
  • 藍染め無地糸を染色し乾かす際、夏は早く乾くので薄く、冬はゆっくり乾くので濃い藍色に。調整もできますが、自然とともに生きる布の由縁のひとつです。
    墨汁染め(グレー)無地糸から墨汁で染色する、江戸時代からある染め方です。落ち着きのある深いグレー色です。
    西洋あかね染め無地西洋あかねという植物を煮出して染色した布。 ほんのりと淡いピンク色が布の柔らかさを際立たせています。
  • 備後の木綿黄色・ブルー・ピンクなどの様々なカラーが楽しめる、備後の布の中で最も扱いやすい織布です。セルビッチ耳があるのも特徴のひとつです。

  • 備後絣の紹介

    「備後絣」は、「柄決め」、「絵紙」、「括り」と約20以上の工程を経て織布になります。柄に合うように一本一本糸を変えながら職人さんの手によって丁寧に織られた布は、使い込むほどに丈夫でしなやかな肌触りが特徴です。

    菊と藤大正時代~戦前の手織り(桑田コレクション保有柄)。布の柄は当時の庶民の暮らし、風土そのものを絵柄にしています。
    昭和30年代備後絣井桁の布は昭和30年代全盛期の「もんぺ」として人気だった柄。江戸時代からある織り柄で田をイメージしたとされています。
    備後絣 矢絣 (伝統柄)細かな職人技術から生まれた備後絣らしい柄。その昔、武将にも愛された柄です。男女問わず人気のある柄で、希少性の高い柄です。
  • 備後縞の紹介

    「備後縞」は備後絣同様、布を織る前に糸を染め、柄に合うように一本一本糸を変えながらグラデーションを織ったりと、緻密な工程で出来上がります。現在ではなかなか織ることの難しい縞柄も多く、備後の布の中でもより希少性の高い布地です。

    鰹縞別名 出世縞(備後絣職人がおり染められた縞)。鰹の背に似たグラデーション。素材感はさらっとした手触りです。
    一本縞高度な職人技術の布。 1メートルの布に一本のみグラデーションの有る縞を織り込んであります。絶対数も限られています。
    備後絣縞20代〜40代の方に人気で、さっぱりとして飽きのこない縞柄。縞柄は大小あり、職人さんによっても多少変わる時もあります。
  • 備後無地の紹介

    柄も縞もない無地の布。「備後無地」も備後絣同様、職人さんの手によって織られ、シャトル織機の特徴をいかした独特の風合いが残る、布の表面がボコボコとした手触りを楽しむことができる布です。

    藍染め無地糸を染色し乾かす際、夏は早く乾くので薄く、冬はゆっくり乾くので濃い藍色に。調整もできますが、自然とともに生きる布の由縁のひとつです。
    墨汁染め(グレー)無地糸から墨汁で染色する、江戸時代からある染め方です。落ち着きのある深いグレー色です。
    西洋あかね染め無地西洋あかねという植物を煮出して染色した布。 ほんのりと淡いピンク色が布の柔らかさを際立たせています。
  • 備後の木綿(紬)の紹介

    「備後の木綿」は、江戸時代(1622年)より神辺地域で製織され流通した「神辺縞(神辺木綿)」を現代に復刻させた布です。昔ながらの手織りの風合いが残る、ふくよかな柔らかさと表情豊かな織物に仕上がっています。詳細は、備後の木綿をご覧ください。

    備後の木綿黄色・ブルー・ピンクなどの様々なカラーが楽しめる、備後の布の中で最も扱いやすい織布です。セルビッチ耳があるのも特徴のひとつです。
  • 眞田紐

    Sanadahimo

    眞田紐とは、眞田昌幸・幸村父子とその家臣が作成し、”眞田紐”と名付けられたと云われています。細巾織物のひとつで、経(たて)糸と緯(よこ)糸を使い、しっかりと織られているため、張りがあり強く丈夫であるという特性を持っています。古くは、武具や甲冑を留める紐として使われていました。また、織物独特の艶と、日本人の感性が生み出した美しい柄行も眞田紐の魅力のひとつです。Bingostyleでは、藤井リボン様の眞田紐を禅ざぶの持ち手や、カシュクール割烹着のウェスト部分など、様々な商品のアクセントに使わせていただいております。

    お問い合わせ|有限会社 藤井リボン 広島県福山市神辺町川南2866 TEL.084-962-0026 http://fujiiribbon.co.jp/

  • 備後の桐箱

    Kiribako

    桐は断熱性が高く燃えにくいことや、防虫・防腐効果があり、軽量で柔らかく加工しやすいため、日本では、住宅や家具など様々なものに広く使用されています。Bingostyleでは、備後で作られた桐箱に商品をお入れし、ギフトとしてもお贈りいただけます。